デオドラントはこれなら安全?無添加・天然は体に良いのか

デオ・ウーマンデオ・ウーマン

こんにちは、デオ・ウーマンよ。デオドラントも最近は「無添加」や「天然成分」を使うことで安全性を売りにしている製品が多いわよね。

ワキガ対策で有名なデオドラントといえば、クリアネオやノアンデなど。市販のものよりお高い印象だけど、なんでそんなにお値段に差があるかっていえば、良い素材を使って無添加で仕上げてるからっていうのが一説。

デオドラントの「無添加」や「天然成分」っていかにも体に良さそう・安全そうな響きだけど、実際のところどうなのかしら?

デオドラントの「何」が無添加だから安全なのか?

さて、あなたが使ってるor使おうとしているそのデオドラント、何が無添加なのか知ってるかしら?

あたしは、なんとなく無添加って安全そうだよなーってイメージだけでデオドラントを選んでたことがあったけど、実際何の成分が無添加なのかって聞かれるとわからないってことがあったわ(恥)

たとえば、「アルコールフリー」のデオドラント。アルコールが入ってないのかーってことはわかるけど、アルコールが体にどんな影響を与えるか知ってる人って少ないんじゃない?

デオドラントや化粧品のアルコールっていうのは、ビールみたいなお酒を指すんじゃなくて、エタノール(エチルアルコール)っていう成分のことを指すのね。

エタノールは、お肌が弱い人は、赤みやかゆみが出ることがあるのよ。エタノール過敏症と呼ばれているわ。また、蒸発するときにスゥーッとした清涼感を感じるのも特徴なの。

つまり、「エタノール過敏症の人」「清涼感が苦手な人」はアルコールフリーのデオドラントを選んだほうが良いってわけ。でも逆をいえば、特にエタノールに苦手意識がない人なら、わざわざアルコールフリーの無添加製品にこだわらなくても良いということなのよ。

石油系成分入りのデオドラントは安全じゃない?

「このデオドラントはこの成分が入ってるから体に悪い、お肌が荒れる」って決めつけてると本当にあなたの体に合った製品を除外してしまってるかも。

たとえば、石油由来の成分。「石油系の成分は肌荒れやニキビを招く=安全性に欠ける」っていう情報がネットで出回ってるわ。デオドラントでもよく見る成分、グリセリンやワセリン、ミネラルオイルは、石油を精製してつくられたものよ。

「石油? ガソリンとか? 人工物っぽくてなんだか身体に悪そう…」

あたしは化粧品成分を正しく勉強するまでそう思ってたわ。だから、「石油フリー」を謳った商品しか安全じゃないって、根拠もなく製品を選別してたの。

でも実は、石油由来の成分が「身体に悪い」って言われるのは過去の悪いイメージを引きずってしまっているからなのよ。

今から60年くらい前、高度経済成長期の頃は、日本もまだ悪い油が出回ってたらしいの。身体に悪影響を与える成分を取り除かず、そのまま製品へ入れていたそう。

1970年代には、石油系の成分を使った化粧品で油焼けなどのトラブルがあって、「石油由来は身体に悪い、危険」っていう良くないイメージが定着しちゃったのね。油焼けっていうのは、油の中に不純物が入ってると、それが酸化して色素沈着を起こすことをいうんだけど、この頃の石油由来の成分はちゃんと精製されてなかったから不純物が多かったの。

でも、現在の石油は高度な技術できちんと精製されてるから、油焼けを起こす心配はないわ。安全性も安定性もかなり高いの。過去のイメージで「なんとなく悪いもの」として認識されてしまっているだけなのよ。

あと、「あたしはオーガニックの天然由来のものが良いから、石油系は除外してます」って人もいるみたいだけど、石油は地下から湧き出ている天然由来の成分なの。なんだか人工的なイメージがあるけど、自然の産物なのね。

石油系の成分が自分に合わないと分かっていて「石油フリーのデオドラントしか買わない」と決めているのであれば正しい選択だけど、「石油系だから無理」って、使ったこともないのに最初から避けてるんだったら、すっごくもったいないわ。

天然は良くて、合成は悪い?

「天然の成分ならどれも安全」「合成の成分は全部身体に悪い」みたいなイメージがあるけど、それぞれにメリット・デメリットがあるわ。

まずそれぞれの定義について説明するわね。

天然成分っていうのは、自然界に存在する花や草木、動物などから抽出された成分の事を指すわ。デオドラントだとよく植物エキスが配合されてるイメージね。

もうひとつの合成成分っていうのは、科学的な方法や順序でつくられた成分よ。天然成分のような、自然物特有の作用と同じような働きを求めてつくられた物や、天然成分だけでは出せない作用を補うためにつくられた物もあるわ。

天然の成分のメリットは、第一に「イメージが良いこと」。特に植物由来の成分は、知っている花や草木の名前も多いため、安心感があるわ。あたしたち人間は野菜を食べてるわけで、「身体に入れても害はないし、むしろ身体に良いかも」ってイメージ。

デメリットは、天然だからといって安全とは限らないこと。「天然=安全」って思い込んでる人が多いけど、そうとも限らないの。

自然の植物には、触ったり口に入れると、かぶれたり毒になるものもあるわよね? デオドラントに配合されている植物エキスや動物・植物由来の油脂の中にも、人によってはアレルギーや刺激を感じる物質があるのよ。

また、天然のものは時期や天候、産地によって品質が変わったり、品質管理が比較的難しいので、基本的にお値段が高め。さらにいうと、天然に近ければ近いほど、何が入っているかわからないリスクがあるの。

逆に合成成分は、カタカナや数字のよくわからない名前が多いから、化学実験っぽくて「なんだか怖い」って印象を持たれがち。

でも、天然の物のように時期などによって品質が変わることがないし、品質管理がしやすいから、比較的お値段が安く抑えられるわ。また、天然成分よりも不純物を把握できるから、単純で精製しやすいともいえるわ。

デオドラントに多いのは「甘草エキス」と「グリチルリチン酸」。この二つは実は同じ甘草っていう植物からつくられる成分なのね。腋臭の原因菌の一種であるコリネバクテリウムキセロシスという雑菌に対して、有効な殺菌作用がある成分よ。

同じ植物からつくられる成分だけど、天然成分の表記か、合成成分のようなカタカナ表記かでずいぶんイメージが変わるわよね。

一見合成のような成分の中にも植物由来のものはあるし、植物由来が全部安全かというとそうとも限らないの。

無添加や天然に惑わされて、本当に合うデオドラントを見逃さないで!

デオドラントを選ぶときに大切なのは、「どの成分が無添加なのか?」ということ。自分の身体にはどの成分が合わないか把握して、それが配合されていない製品を選ぶことが重要よ。

一般的には、「石油系は悪い」「合成は悪い」といわれているけれど、あなたの肌に合うもの、使っても問題がないものならば、その成分が含まれていない無添加の物に限定しなくても良いのね。

あなたにとっての安全を考えてデオドラントを選んでみてね。

もしかしたら、今までなんとなく敬遠していた成分があなたを救ってくれるかも。

参考資料

  • 『美肌のために、知っておきたい 化粧品成分表示のかんたん読み方手帳』化粧品成分検定協会代表理事 久光一誠
  • 『しっかり学べるスキンケア教本 クレンジングから小顔ケアまで!』一般社団法人 日本スキンケア協会 スキンケアアドバイザー資格 公式テキスト

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